ノロウイルス 医学

ノロウイルスは牡蠣や貝から感染する?その理由や対策は

ノロウイルスといえば
牡蠣や貝を食べた時にあたる
というイメージがありますよね。

せっかく、美味しい牡蠣などを
ノロウイルスの心配なく食べる方法は、ないのでしょうか。

 

毎年、11月位から2月位にかけて、
ノロウィルスが流行してきます。

このノロウィルスとは
いったい、どんなものなのでしょうか?

 

かかったことがある方
いらっしゃるかもしれません。

あるいは、名前だけしか知らない
という方もいらっしゃるかもしれません。

牡蠣からノロウイルス

 

実は、ノロウィルスというのは、
人から人へ、感染するだけではないのです。

ニュースなどでも、
ノロウィルスが人から人へ感染しないように
色々と呼びかけていますね。

手洗いやうがいなど、当たり前のこと
言っています。

 

しかし、どちらかというと
注意しなければいけないのは
牡蠣や貝などの食べ物からのノロウイルスです。

 

そこで、ノロウイルスの原因になる食べ物について
少し説明してみたいと思います。

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ノロウイルスの感染経路

まず、ノロウイルスの感染経路ですが
以下の様なものが考えられます。

  1. 飲食物からの感染
  2. 人から食品、そして人へ
  3. 人から人へ

 

結構単純で、分かりやすいですよね。

まず、1.飲食物からの感染を見てみましょう

 

牡蠣や貝からのノロウイルス感染

食材そのものが、ノロウイルスを保有しており
食べることで、感染することがあります。

代表的なものにとしては
牡蠣や貝など、
二枚貝に多いとされています。

 

他には、最近だと
キムチからも、ノロウイルスが発見されていますね。

もしもキムチが大好きなら
少なくとも、産地は注意した方がいいですね。

 

また、食べ物のほかにも、
井戸水や水道水にも、ノロウィルスがいる場合があります。

日本の水だからと安心せずに
飲料水だけを飲むようにしたほうが、安心でしょう。

 

しかし、こういった牡蠣や貝などを食べると
どうして、ノロウイルスにかかるのでしょうか。

 

そもそも、牡蠣や貝などは、
最初からノロウイルスを持っていた
というわけではありません。

その貝が群生している地域が
水の汚染によって、ノロウィルスを持つようになったようです。

牡蠣がノロウイルスを持つ理由

 

つまり、牡蠣や貝を食べて、ノロウイルスになるのは
人間の生活排水などが、間接的な原因なのです。

昔のきれいな水の中で、生活していた貝には
ノロウィルスなんて、なかったのでしょうね!

そういった場所で採れた貝は
安心して食べられますよ。

 

しかし、汚染の広がった現在は
生牡蠣を思い切り食べたい、という気分になっても
そういうわけにはいかないようですね。。。(´・ω・`)

 

キムチのノロウイルス

牡蠣や貝が、ノロウイルスに汚染される理由は分かった。

けど、どうして野菜のキムチまで
ウイルスを保有してるのでしょうか。

 

その理由は、別に土が汚染されていたから
とかいうわけではないのですよ。

 

本場韓国のキムチは、発酵させるために、
牡蠣や貝、イカやアミの塩辛などを使用します。

こういった貝などの食材は、先ほどのように
濃縮されたノロウイルスを保有しています。

 

そのためキムチも
ノロウィルスに汚染されている場合があるわけですね。

つまり、キムチを食べることで感染することがある
ということです。

 

キムチを食べる場合には、

  • どんな食材を使用しているのか?
  • 衛生的な工場で作られているか?

などをチェックする必要があります。

キムチ好きな人は、ノロウイルスを防ぐためにも
しっかりとチェックして
安全な産地のものを選びましょうね。

 

人から食品へのノロウイルス感染

では、2.の人から食品、そして人へ
というノロウイルスの感染経路は
どういうことなのでしょう。

料理でのノロウイルス感染

 

このパターンは、ノロウィルスに感染した人が、
感染した手などで、調理したり、触ることで、
食品にノロウィルスが付着してしまう場合です。

それらを食べることで
体内にノロウイルスが侵入してしまい
食品から感染してしまうということですね。

 

自分が感染している場合は
お弁当や毎日の食事の準備をする際には、
充分に、注意しなくてはいけませんね。

下手をすると
家族に感染させてしまうかもしれませんからね。

 

人から人へのノロウイルス感染

さて、最後の3.人から人へというのは
もうお分かりだと思います。

ノロウィルスに感染した人の
便や嘔吐が乾燥し、
粉塵になったものが原因になります。

この粉塵が呼吸によって、
口や鼻から、侵入してしまった場合のことですね。

 

この辺りについては
ノロウイルスの原因について、記事を書いていますので
そちらを参考にしてみてください。

 

ノロウィルスが危ない食材の対応

では、どのようにしたらノロウィルスから
身を守れるのでしょうか?

とくに牡蠣なんかは、非常に美味しいので
ノロウイルスの危険を抑えられれば
なんとか食べたいですものね。

 

食材からの感染を防ぐためには
加熱をしっかりすることです。

ノロウィルスは熱に弱いので、
85度以上、1分間以上の加熱
ほぼ死滅します。

牡蠣を焼いてノロウイルス対策

 

この加熱を頭に入れて
牡蠣は、焼き牡蠣。

シジミやアサリは
味噌汁や酒蒸などにして
食べてはいかがでしょう。

 

もしかしたら、生牡蠣を堪能したいかもですが
さすがに危険すぎるので、そこは我慢しましょうか。

 

次に、人→食材→人に対しては、こまめな手洗いは
当たり前ですが、まな板や包丁などを清潔にするように
心掛けましょう。

 

最後に人→人に関しては
マスクや消毒で対応することができます。

ノロウイルスの消毒は、アルコールやハイターでできるので
ふだんから、しっかり使えるようにしておきましょう。

 

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まとめ

冬の味覚としては
外すことのできない牡蠣や貝。

この牡蠣や貝を、ノロウイルスを予防しながら食べるには
しっかりと火を通して
加熱して食べるようにしましょう。

 

もちろん、食べないことが1番の予防ですが
あんなにも美味しい牡蠣は
ノロウイルス程度じゃ、諦められませんからね。

多少の手を加えて
安全に食べられれば、安心できます。

 

ほかの食材でも
生はノロウイルスだけでなく
食中毒の心配もあります。

この機会に、しっかりと火を通して
安全に食べるようにしましょうね。

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