ノロウイルス 医学

ノロウイルスは消毒で予防できる?手軽な3つの方法

ノロウイルスが流行ってくる冬には
消毒などで、予防をすることが大切です。

でも、そもそも消毒なんかで
猛威をふるうノロウイルスを予防なんて
できるのでしょうか?

 

毎年、冬になると流行するノロウイルスは、
とても感染力の強いウイルスです。

少しのウイルスで、感染してしまいますし、
自覚症状のない潜伏期間中に
二次感染を広げている可能性もあります。

ノロウイルスを消毒

 

危険なレベルの症状がでるのは稀ですが、
脱水症状や栄養不足、体力の低下
ノロウイルスが体内から排出された後も、つらい状態が続きます。

一度、ノロウイルスに感染してしまっては
元の体力を取り戻すまで
それなりに時間がかかってしまいます。

 

そんな危険なノロウイルスは
消毒などで、予防するのが1番ですが
そもそも、それも有効なのでしょうか?

感染しないためには。何を気を付ければいいの?

 

そんな疑問を解消すべく
ノロウイルスの予防方法について、知っておきましょう。

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ノロウイルス予防の大切さ

ノロウイルスは乾燥に強く、
またワクチンもないので、感染してしまうと
ウイルスを体内からすべて排出するまで、症状は治まりません。

そのため、ヘタに下痢止めや吐き気止めを飲んでしまうと
かえって、ノロウイルスの症状を長引かせてしまうのですよ。

かなりツラくしんどい事は承知のうえで
やはり、耐え忍ぶしかないわけです。

 

またノロウイルス自体、感染力も非常に強く、
お年寄りや子供、体力の低下している人には
容易に二次感染します。

ノロウイルスは潜伏期間も短いので
気づかない間に、ウイルスをまき散らしてしまってるかもしれません。

 

ですから感染を拡大させないように
予防をしっかりして、
まずは感染しないようにすることが大事なのです。

 

では、その肝心のノロウイルスの予防法について
これから、ご紹介していきますね。

 

ノロウイルスの予防方法

ノロウイルスの予防方法についてですが
これは、生半可なやり方だと、効果が薄いですよ。

 

なんでかというと
ノロウイルスは、アルコールに耐性をもっているからです。

やっぱり、症状が重いだけあって
そのしぶとさも、生半可なものじゃないのですね。

ノロウイルスのアルコール消毒への耐性

 

ふつう、アルコール消毒をしようとしたら
スプレータイプの一般的なものを、使うことが多いですよね。

あれを軽く噴霧するだけで
満足してしまう人が、多いのではないでしょうか。

しかし、それでは効果はあまり期待できません。

 

では、どのようにすれば
ノロウイルス予防に、効果のある消毒ができるのでしょうか。

 

ノロウイルスのアルコール消毒方法

ノロウイルスは、アルコールに耐性を持っている
というのは、さきほどお話しましたよね。

 

ですが、その耐性というのも
まったく通用しない
ということではないんですよ。

単に、少し効きづらいだけ
というレベルですね。

 

ですので、しっかりとしたアルコール消毒をすれば
ちゃんとノロウイルスは予防できます。

 

具体的には、下記のような手順で
アルコール消毒をやってください。

  1. 対象の食器などの水分を十分に拭ききる、
  2. アルコールを噴霧する
  3. キッチンペーパーでキレイに拭き取る
  4. ①~③を3回繰り返す

ノロウイルスのアルコール消毒

 

このとき、キッチンペーパーは
1回拭き取るごとに、変えてください。

古いのを使い続けていると
逆に、ノロウイルスを濃縮しちゃいますからね。

 

ここまでやって、ようやく消毒の効果が期待できます。

 

ノロウイルスのハイター消毒方法

日常的な殺菌レベルであれば
アルコール消毒で十分です。

 

しかし、周りにノロウイルスの感染者がいて
嘔吐なんかをしてしまったとき。

すみやかに、嘔吐物や衣類を消毒しないと
近くの人達にまで、ノロウイルスを感染させてしまいます。

そして、こういった場合は
アルコール消毒では、力不足なのです。

 

じゃあ、どうすればいいのかというと
アルコールの代わりに、ハイターで消毒してください。

ふつうの家庭でも、キッチン掃除や洗濯用に
ハイターを置いているところも多いでしょう。

 

ただし、ハイターといっても
ワイドハイターの場合は、酸素系漂白剤なので
この消毒には使えません。

塩素系漂白剤と記載されているものを使って下さい。

 

ハイターを用意したら
以下の様な手順で、消毒液を作ります。

■必要なもの

  • 500ml容量のペットボトル
  • ハイター(塩素系のもの)
  • じょうご
  • ゴム手袋

 

■作り方

  1. 水をペットボトルの半分くらいまで入れる
  2. 水の中にペットボトルキャップ約2杯分(10cc)のハイターを加える
  3. ペットボトルいっぱいまで水を入れる
  4. フタを閉め、よく振って完成

 

ハイターは、特に酸性の洗剤と混ぜると
危険な有毒ガスが、発生する場合があります。

また、希釈した消毒液は
時間がたつにつれて、効果が薄れていきます。

早めに使い切りましょう。

 

手洗いでのノロウイルス予防

ハイターでの消毒は、ノロウイルスに効果が高いですが、
さすがに人体に、直接かけることはできません。

刺激が強すぎるので
手が荒れてしまう、どころでは済みませんからね。

 

ですので、日常では
手洗いでウイルスを洗い流し、
その後、アルコールで消毒するのが、基本となります。

 

石鹸を使って手をよく洗った後
すぐには乾かない量のアルコールを噴霧して
よく手にすりこんでください。

繰り返しになりますが
ノロウイルスはアルコールに耐性をもっているので
ちょっとかけただけだと、あまり効果が無いですよ。

 

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まとめ

ノロウイルスの消毒は、予防方法には欠かせません。

簡単なことだと思っていましたが
耐性などのせいで、意外と大変な作業でしたね。

 

ふだんのノロウイルス予防には、
アルコール消毒をつかいます。

ですが、そのために手が荒れてしまうと
効果が薄くなってしまいます。

食品を扱うとき以外は
ハンドクリームなどで、手荒れを防ぎましょう。

 

また、ハイターで消毒する際には
ゴム手袋を使用することを、忘れないでください。

 

目に見えないノロウイルスですが、
周りにはたくさん潜んでいます。

ノロウイルスの増殖は
アルコールやハイターで消毒して防ぎ、
感染を予防しましょう。

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