保育園や幼稚園の運動会で、よく使われる曲ってご存知ですか?
毎年、新しい流行りの楽曲も、使われていますが、
昔から使われている、クラシックの曲は
聴いているだけで、テンションが上がります。
何となく、走り出しそうな気分になってみたり、
行進してみたくなったり、踊りたくなったりと、
音楽の力のすごさを感じます。
聴いたことは必ずあるのに、
何という曲か、わからないことも、多々ありますよね。
曲名が分かると、楽しさも倍増するので、
ちょっと、調べてみましょう。
運動会の入場に使う行進曲
まず、運動会の入場などで
よく使われる曲を、ご紹介します。
入場といえば
やはり行進曲が、よく使われることと思います。
たとえば、有名なものでいうと
以下の様なものが、行進曲ですね。
- 『双頭の鷲の下で』J.F.ワーグナー
- 『旧友』タイケ
- 『ラデツキー行進曲』J.シュトラウス1世
これら3曲は、行進曲の定番中の定番です。
なぜ人間は、これらの曲を聴くと
足並みを揃えて、行進出来るのでしょうか。
これらの曲は、オーストリアやドイツの兵隊さんたちが
行進する姿を元にして、作曲家たちが作ったのでしょうから、
当然と言えば当然のことです。
日本の『軍艦行進曲』も行進曲として有名ですが、
これも軍隊の曲です。
足並みをそろえることが少なくなった、日本の現代では、
運動会でしか、聴くことが無いという方も、多いことでしょう。
運動会の花型、かけっこの曲
さて、お待ちかねのかけっこの曲です。
運動会の中でも、1番盛り上がる競技なので
それに合った曲を、しっかりと選ぶべきですね。
運動会のかけっこに合う曲といえば
以下の様なものが、代表的です。
- 『ウィリアム・テル序曲』ロッシーニ
- 『トリッチ・トラッチ・ポルカ』J.シュトラウス
- 『道化師のギャロップ』カバレフスキー
- 『星条旗よ永遠なれ』スーサ
- 喜歌劇「天国と地獄」オッフェンバック
個人的には、この「道化師のギャロップ」がオススメですね。
むかし、私もこの曲を聞きながら、運動会でかけっこをした覚えがあります。
走りたくなったり、急いで何かをしなくてはならない、
というような感覚に、陥ってしまいますね。
音楽のリズムと人間の心臓の鼓動は、連動しているのでしょう。
だから、音楽の力は偉大で、
音楽を聴くだけで、泣いたり、笑ったり、走ったり、
のんびりしたりすることも、あるのですね。
運動会のパラバルーンやお遊戯の曲
パラバルーンとは、
1974年に甲南女子大学の水谷英三氏が、考案したものです。
パラシュートとバルーンを組み合わせたようなもので
直径3m~8mの円形の布の淵を持って、
上下に動かしたり、回ったりしながら遊ぶものです。
音楽に合わせて踊ることで、
タイミング感覚、リズム感、スピート感、表現力、コミュニケーション能力などが
養われるとして、多くの保育園や幼稚園で取り入れられています。
パラバルーンにしてもお遊戯にしても、
先生方や親御さんたちが考える、リズムの速さや、踊ることの目的が違うので、
選曲は多岐に分かれることでしょう。
ここで提案するのは、
園児たちが軽快に踊れて、楽しい雰囲気を持った曲を
いくつか、選んでみました。
- 『トランペット・ヴォランタリー』クラーク
- 『リバブリック賛歌』アメリカ民謡
- 『おもちゃの兵隊マーチ』イエッセル
- 『楽しき農夫』シューマン
- 『オクラホマミキサー』アメリカ民謡
- 『ユーモレスク』ドヴォルザーク
- 『白鳥の湖』チャイコフスキー
- 『バッヘルベルのカノン』バッヘルベル
- 『おおスザンナ』フォスター
- 『くるみ割り人魚』より「あし笛の踊り」チャイコフスキー
まだまだあるとは思いますが、どうでしょうか?
どの曲も可愛い園児たちが、踊っている様子が目に浮かぶようです。
運動会はみんなで応援して、楽しむものです。
当日、園児たちが緊張して、間違えてしまっても、
「よくがんばったね。」と褒めてあげたいものですね。