8月に入ると、黙祷を捧げる日が多くなります。
広島原爆の日、長崎原爆の日
そして終戦記念日ですね。
戦争があったことを風化させず
日本のために戦ってくれた先人たちを偲ぶためにも
忘れずに黙祷を捧げたいと思えます。
そんななか、たまに耳にするのが
「ほんとは終戦記念日いつなの?」
という言葉です。
世間では終戦記念日は8月15日だと言われています。
ですが、実はこの8月15日というのは
ほんとうの意味での終戦記念日ではないのですよ。
そもそも8月15日は何の日?
8月15日の公式名称は
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」
というらしいです。
この日に行われる式は
「全国戦没者追悼式」という名前です。
この8月15日という日は
玉音放送で天皇陛下が国民に対し
日本はアメリカに降伏する、と告知した日なのだとか。
その後、実際に日本がポツダム宣言を受諾して
降伏文書に調印したのは9月2日なので
正しい意味での終戦記念日は、この日だと言えるかもしれません。
しかし玉音放送で降伏することを聞かされた国民は
この時点で戦う気力が無くなったと思います。
一部の軍人さんはまだ諦めてなかったかもしれませんが。
そういった意味では
「戦うことを諦めた日」=「終戦の日」
ということで、終戦記念日は8月15日で良いのではないでしょうか。
そういった、歴史研究的なことはさておき
8月15日は戦没者を追悼する日です。
いつが正しいという議論ではなく
しっかりと時間を作って
厳粛な気持ちで正午に黙祷を捧げて欲しいですね。