インフルエンザ 医学

インフルエンザにうがいは効果あるのか?手洗いと一緒に

インフルエンザにうがい
どれくらい、効果があるのでしょうか。

全く無駄ではないと思いますが
正直、ちょっと気になるトコロですよね。

 

冬になると、
「インフルエンザを予防しましょう!」
というスローガンを、あちこちで見かけます。

インフルエンザの予防にうがい

 

インフルエンザの予防というと、まず思い浮かべるのが、
手洗い、マスク、うがい
などではないでしょうか?

手洗いは、手に付いたウイルスを洗い流す。

マスクウイルスや菌から予防でき、
また、自分が風邪をひいていても、
人には迷惑をかけない。

 

というふうに、
それぞれの目的が、はっきりとしていますよね、

では、うがいには
インフルエンザの予防に、どのような効果があるのでしょうか?

 

今回は、そんなうがいについて
インフルエンザへの効果、効果的なうがい薬、うがいの仕方
などについてお話します。

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インフルエンザへのうがいの効果

まず、うがいでウイルス対策をする前に
人間にも免疫という、耐性があるんですよ。

 

実は、唾液などの分泌液に、殺菌成分があります。

なので、普通にものを食べていても
ある程度のウイルスなら、殺菌できちゃうんですね。

また、喉の繊毛と表面の粘液で、
外から侵入してきた、ウイルスや菌、ホコリなどを
粘液と一緒に、押し出そうとしています。

 

それでも、肺まで到達してしまうような
強いウイルスもいます。

なので、喉で自然に殺菌できなかった、ウイルス対策
うがいは効果がある、といえます。

インフルエンザウイルスを
うがいで洗い流してあげるんですね。

 

あるとき、京都大学のグループで、

  • 水でうがいをした人
  • 何もしなかった人
  • ヨウ素系のうがい薬でうがいした人

という分類で、検証をしたことがあります。

 

結果は・・・水うがいをした人
何もしなかった人に比べて、40%も風邪にかかりにくい
という結果になったのです。

つまり水だけでも、うがいをすれば、
風邪にかかりにくい
ということが、科学的に証明されているのですね。

水でうがいの効果

 

そして意外にも、
ヨウ素系のうがい薬の有効性は、認められませんでした。

これは、せっかくの人間のよい機能(免疫機能)を
うがい薬が、低下させてしまったのではないか
と、いわれます。

つまり、有名なうがい薬のイソジンなどは
風邪などの予防には効果が無い
ということだったんですね!

 

これにはビックリ!

水で十分なのですねぇ。

 

さて、本題の
インフルエンザに、うがいは有効か?
という件ですね。

これについてですが、
残念ながら、インフルエンザ予防には
うがいは効果はありませんでした。

 

なぜならば、
インフルエンザのウイルスは強いので、
気道に付着すると、20分で細胞に取り込まれてしまうのですよ。

 

強い!強すぎる!!

 

つまり、20分に1回は、うがいをしないと
インフルエンザへの効果はない
という理屈ですよ。

そんなに、うがいばかりすることは
さすがに不可能ですよね。

なので厚生労働省でも、
インフルエンザ予防に対してのうがいは
奨励はしていないのでしょうね。

 

とはいっても、
普通の風邪ならば、うがいは効果があるので、
風邪の予防として、うがいはした方が良いでしょう。

 

効果的なうがい薬

インフルエンザに対して
うがいは、あまり効果がない
ということは、わかりましたよね。

 

とはいえ、帰宅の20分以内に付着した、
インフルエンザウイルスに対しては、洗い流すことができます。

気休めといえば、それまでですが
風邪に対する予防といっしょに
インフルエンザ対策のためにも、うがいはしましょう。

 

で、より効果の高いうがいをするには
どんなうがい薬を使えば、いいのでしょうか。

効果の高いうがい薬

 

先ほども触れたように、
イソジンなどのヨウ素系のうがい薬
ウイルスへの効果は低く、あまり効果がありません。

人間本来の免疫機能を乱す恐れがあるので、
ごく濃度の薄いものならよいのですが、
普段は必要ありません。

 

しかし、風邪やインフルエンザにかかってしまった場合は
殺菌のために、使った方が良いのです。

すでに、免疫では対応しきれていないので
助っ人的なかんじで、助けてもらうわけです。

つまり、予防としてはあまり効果がないけれど
かかってしまったときは、うがい薬も効果があるのですね!

 

では、水以外のもので
予防効果があるうがい薬は、何なのでしょう?

 

これは何と、
緑茶や紅茶でうがいをしている人は、風邪にかかりにくい
という実験結果が出ています。

お茶に含まれるカテキンが、
喉のウイルスを押し出す、手助けをしてくれるようなのですよ。

 

1日2回お茶うがい!

 

何かの標語みたいですが、
風邪やウイルスの予防のために
お茶うがいも、やってみる価値はあるかもですよ。

 

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効果的なうがいの仕方

最後に、
うがいの効果的なやり方について
ご紹介しますね。

覚えておけば
インフルエンザにかかってしまった後でも
対策として使えますよ。

 

うがいのやり方

  1. 水を口に含んで、口を閉じ、充分にブクブク洗いをする
  2. ①を二回くらい繰り返す
  3. 新しい水を口に含んだら、上を向いて、アー!と声を出す
  4. 水を吐き出す
  5. ②を2~3回繰り返す

 

 

このようにして、悪いウイルスを洗い流しましょう。

 

まとめ

インフルエンザの予防に、うがいは効果がない
というのは、正直ショックでした。

ずっと、予防できると思って
毎日うがいしてましたからね。

ここまでくると
インフルエンザの強さは、さすがとしか言いようがない
なんて、感じちゃいますよね。

 

とはいえ、風邪の予防や
インフルエンザの治療には効果があるので
うがいのやり方は、しっかりと覚えておくべきです。

また、イソジンなんかのうがい薬は
効果があまりないので、いらないでしょうが
水でのうがいは、習慣にしておきたいですね。

 

インフルエンザに対しては
予防ではなく、治療のためとして
うがいをしっかりと、やれるようにしておきましょう!

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